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社会福祉法人 一羊会 ICHIYOU-KAI

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2021年04月22日

一羊会職員インタビュー 岡 伸光さん

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一羊会で働く職員を紹介していく連載の第3弾をお届けします。

今回登場してくれるのは、入所施設「一羊園」で主任をされている岡伸光さんです。

 

一羊会のFacebookページでは、仕事以外の質問にもたくさん答えてもらっています。

他業種から転職し、一羊会にやってきた岡さんならではの面白いインタビューと

なっていますので、是非ご覧ください。

 

 

―どんな仕事をしているのですか?

一羊園という知的しょうがいの方が暮らす入所施設で、利用者の方々の食事や入浴、余暇や活動、通院等、日々の生活を支援する仕事をしています。今年度で8年目になります。

 

―以前はどのような仕事をしていましたか? 福祉の仕事、一羊会を選んだきっかけは何ですか?

デザイン事務所や雑貨メーカーでDTPオペレーター、データの発注管理等をしていました。福祉の仕事を選んだきっかけは、2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)を仕事中にニュースで知った事だと記憶しています。福島第一原発の原子炉建屋の爆発や津波などの情報が入ってくる度に、自分は何でこんな所でのうのうと仕事なんかしているんだろうと思いながらも、仕事を辞めてまで現地へ助けにいく度胸のない自分に腹立たしくなったり、江頭2:50の行動力に嫉妬したりしていました。結局は思うだけで何も出来ないままで終わりましたが、少なからず自分の中で燻っていたのか、数年後に転職を考えた時に「身近でいいから何か誰かの役に立つ仕事をしよう」と言う思いが沸きあがってきました。そこで仕事をしながら週末にヘルパー2級の資格を取得したのが始まりです。

一羊会を選んだきっかけは偶々ACTA西宮の大学交流センターに掲示されていたボランティア募集の案内を見て電話した事です。その掲示物自体は貼り出されてから大分経ち、期限も過ぎて忘れ去られていたようで、受話器の向こうから困惑した様子が感じ取れましたが、無理を言ってボランティアをさせて頂きました。その縁があって今に至ります。

 

―この仕事の魅力はどんなところだと思いますか? なにか印象に残るエピソードはありますか?

利用者の皆さんの生活に入り込み、日々一緒に過ごす事です。家族以外の人と楽しいこともしんどい事もずっと見続け、寄り添っていくって凄い事だなあと未だに思っています。そんな利用者の皆さんとのエピソードはたくさんありますが、大体他の方と似たような内容になるのであえて違う事を。働く前の事になりますが、採用が決まり本部へ書類を持って行った時に、理事長にお話を伺う機会がありました。福祉の仕事は初めてだった事もあり、心構え等色んな話をされるかと緊張していたら「とにかく楽しめ」の一言だけでした。未だ鮮明に覚えており、それだけを守り続け、それ以外のことは何もしていません。

 

―入所施設での仕事はどんなシフトで働くのですか?

勤務は大まかに分けて、「早出」「日勤」「遅出」「夜勤」の4つに分かれます。職員は前月の下旬に配布される勤務表に従って、割り振られたシフトで勤務します。一番特殊なのが夜勤だと思いますが、16:30~翌9:45までの勤務となり、夜間の利用者の支援を行います。大半の方は寝ておられますが、意外とする事は多く、緊張感もあるので勤務中は眠くなることはありません。夜勤の勤務中には、併せて2時間ほどの休憩時間があり、仮眠をとることも出来ます。休みは月に8日あり、前月の決まった日までに届を出すと希望した日に休みをとる事も可能です。

 

―仕事をしている中で困ったこと苦労したことを教えてください。またそれをどのように解決しましたか?

大小関わらず困りごとは日常茶飯事ですが、相談すると忙しいのにも関わらず皆さん手を止めしっかり話を聞いてアドバイスをくれるので、あまり苦労を感じた事はありません。

 

―福祉職以外での経験が今の仕事で役に立っていると感じる事は?

前職では主に受注した商品データの受注管理をやっていたのですが、それ以外に年に数回ですが、イベント会場に完成した商品を搬入する仕事もしていました。現地の会場に開催日の前日から入り、商品を各ブースへ運送業者へ指示を出しながら運び込む仕事です。決まった時間の中、広い会場内で大量の商品を動かすので全体を俯瞰で見る経験になりました。園で行われるレクリエーションや行事の時にその時の経験が役立っているなと思います。また印刷業界にいた経験から広報の仕事にも少しですが携わる事が出来ました。

 

 

―入所施設、一羊園の魅力を教えてください。

仕事の魅力でも書きましたが、やはり利用者の皆さんの生活に入り込み、日々一緒に過ごす事が入所施設の魅力だと思います。日中だけでなく、夜間寝ている時も同じ場所、同じ時間を過ごしますので。8年目になりますが、未だに新しい発見や気付きがあり驚かされます。そしてそんな毎日の支援をチームワークで支えていく職員も利用者に負けず劣らず、個性的な面々が揃っているのが園の魅力だと思います。そして、下の声が上に届きやすい、風通しのよい職場だと思います。私自身、全く違う畑から未経験で福祉の世界に飛び込みましたが、分からない事は何度でも教えてもらえるし、研修制度もあり、不安も無く働くことができています。あと個人的には体育会系の縦割りではない職場環境が魅力だと思っています。

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