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社会福祉法人 一羊会 ICHIYOU-KAI

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2021年11月08日

一羊会職員インタビュー 黒木 嘉克さん

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一羊会で働く職員を紹介する企画の第10回目です。

今回は地域生活支援センター・ジョイント居宅支援事業課で働く黒木嘉克さんにインタビューをしました。

ガイドヘルパーとして利用者さんとお出かけする現場にも密着し、撮らせて頂いた写真と併せてご覧ください。

 

 

―どんな仕事をしているのですか?

グループホームの生活支援員として5年働き、その後、居宅支援事業課に異動して今年で5年目です。居宅支援事業課ではガイドヘルプ、日中一時支援やショートステイでの利用者さんへの対応、それから職員の勤務調整業務等を行っています。

 

―この仕事に就いたきっかけについて教えてください。

きっかけというと、友人宅にしょうがいを持った子が生まれたことです。その子(家族)と一緒に施設や病院について行き、そこでのイベント(もちつき大会・入学式・卒業式・運動会など)にも参加しました。そこで徐々に「しょうがいのある方の世界」を知ることになりました。その後失業したことを機に介護学校に通うことを決め、そこでの実習先がたまたま「すずかけ労働センター」でした。このすずかけ労働センターでの実習がなかなかハードで(冬の河川敷除草やマンション共有部分の清掃など)、一羊会は気に入ったものの「作業所」で働くのは無理だ、と判断。その後たまたま開いたタウンワークで「グループホーム」の募集を発見し「これだ!」と申し込みました。それから運よく採用となり本日に至ります。

 

―仕事の魅力はどんなところですか? なにか印象に残るエピソードはありますか?

仕事で一番楽しいのは利用者さんとのお出かけ(ガイド)になります。ガイド中のエピソードはいくつもありますが、一番印象に残っているのは阪神香櫨園駅での出来事です。

利用者さんと一緒に阪神香櫨園駅で電車を待っていた時のことです。利用者さんが背負っていたリュックを手に持ったかと思うと、そのまま線路に向かってポイと放り投げたのです。そのリュックはストンと線路の枕木上に着地しました。途方に暮れている時間もなく、僕は迷わず緊急停車ボタンを押しました。

結果的に、その後やってきた特急電車1本と普通電車1本を止める結果となりました。

阪神電車はおおらかな社風のようでお咎めもなく、僕たちは僕たちが止めたその普通電車に乗ってガイドを続けることが出来ました。駅で停車する度に「この電車は5分遅れて運行しています。大変申し訳ございません」という車内放送が流れます。その度、乗客の皆さんへの申し訳ない思いで僕は肩身が狭かったのですが、利用者さんは「どこ吹く風」のご様子で、楽しそうに外の景色を眺めておられました。

 

―仕事している中で困ったこと苦労したこと、それをどのように解決しましたか?

入職してからしばらくは利用者さんの対応に苦労したことはありますが、その時は他のスタッフの方々に助けていただきました。持つべきは頼りになる仲間です。その後は苦労になる前に順次助けていただいているので問題なく過ごせています。困った時の解決方法は、僕は○○で困っています、と周りの人にはっきり伝えることです。そうすれば、誰かが助けてくれます。そこが一羊会の良いところですね。

 

―どんな職場環境ですか?

この質問の答えに迷い、新人職員の井上さんに「居宅支援事業課の雰囲気ってどう?」と聞くと「いいに決まっているじゃないですか!」と一喝されました。ついでに同僚の岡野さんにも同じ質問をすると「年齢性別に関係なく和気あいあいとやっています」という返事でした。そういうことらしいです。良かった良かった。

 

―コロナ禍で仕事はどう変わりましたか? その中でも大事にしていることはありますか?

ガイドヘルプの依頼等が減りました。それに伴い居宅支援事業課の収入が減っていると思います(詳しい数字は知りませんが)。今は受けられる仕事はできるだけ受け、収入を維持することを目指しています。質問の意図と答えが嚙み合っていないことは分かっていますが、福祉職と言えど仕事は仕事、事業の維持のためにも収入は大事だと思います。

 

―仕事を通じて自分が成長したな、変わったなと思うところは?

自分では分かりません。常に「成長をしたい」とは思っていますが、どうでしょうか…。

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