寒波が到来した1月の下旬、富塚さんと一緒に兵庫県立美術館で開催されていた李禹煥さんの展覧会に行ってきました。

普段グループホームで生活されている富塚さんにとってコロナ禍となってから本当に久しぶりの遠出です。雪の降る中、富塚さんの好きな電車を乗り継いで美術館まで行きました。

李禹煥さんの展示は平日限定で撮影OKという事で、作品を観ながらガラケーで写真を撮り、お姉さんや普段やりとりのある職員へメールを送る富塚さん。気に入った作品の前では、じっくりと時間をかけて作品を眺めていました。
特設ショップでは宮沢賢治の文章に李禹煥さんの絵が入った絵本を購入。手に取った瞬間にレジに向かっていくほど、惹かれるものがあった様でまさにジャケ買いでした。絵のタッチや色使いが富塚さんの好きそうな絵本でした。

そして昼食は美術館近くにある『JICA』の食堂へ。前々から『世界各国の料理を食べたいです！』と語っていた富塚さんにとって、月替わりで様々な国の料理を食べられるJICAの食堂はうってつけな場所です。
1月の月替わりランチはキューバ料理(写真6枚目)。モホチキンやブラックビーンズの煮付けなど、普段はなかなか口に出来ない味付けの料理を堪能し、食後はすぐにキューバ料理について、色々な人にメールで発信していました。

富塚さんは実体験を元に作品を描くことの多い方です。この日の体験や受けた刺激が、また富塚さんの創作活動に繋がっていくことと思います。次のあとりえで富塚さんがとんな絵を描くのか、いまから楽しみです。